ハンザ2.3による飛島渡航チャレンジ、成功の報告(セイラビリティ徳良湖より)
先日、セイラビリティ徳良湖の長谷山氏より、飛島渡航チャレンジ成功の報告がありました。以下、届きましたメールをままお伝えいたします。
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去る6月7日、当倶楽部の所属で、大阪在住の末田航氏(阪南大学教授)が3年間に渡り挑戦を続けた山形県酒田より沖合20マイルにある離れ小島の飛島まで、ハンザ2.3による単独渡航に成功いたしました。詳細は以下のとおりです。
これまでニュージーランドの北島と南島の間にあるクック海峡をハンザ303数隻による集団渡航の記録は聞いておりましたが、この海峡は平均で30km程度なので、酒田飛島間はそれよりも長い距離で、さらに艇は小さく、しかも単艇渡航ですから、正にギネスレベルです。
当日の海象は最初は風速4m程度の軽風でしたが、終盤は大うねりと最大風速13mにもなる白波を伴う風でしたが、安全最優先でピッタリ寄り添いながら伴走を行い、無事に成功しました。
今回は渡航の冒険ではなく、セールトリムやラダー操作を完全自動化し、GPSを活用すれば、ヨットでも無人で渡航できることの実証実験のためで、不測の事態にエンジニア(本人)が対応するための有人帆走でした。
これは、冬場の北西風吹きすさぶ季節はフェリーの欠航が相次ぎ、飛島が孤立するのを防ぐために、荒天にも対応できる無人ヨットを使って物資を輸送し、「飛島を孤立させないプロジェクト」の一環として実験しました。その副産物が前述の有人渡航です。
安全に渡航することを課題に何度も何度も気象海象潮流のシュミレーションを行い、ハンザの安全性能や帆走性能を検証し、伴走やバックアップ、救助方法を研究しての計画でした。
今回、改めてハンザの帆走性能や安全性、耐航性の高さを実感しました。ただ、打ち込む海水にはオプションのデッキカバーや電動ビルジポンプ(クラスルールでは禁止)が有効であると思いました。
出発時刻(酒田港口)10:03, 風向風速 西南西4.0m/s
到着時刻(勝浦漁港)17:05 ,風向風速 西8.1m/s
航行時間: 7時間2分
航行距離:33.6km
平均速度: 2.6kt/h(4.7km/h)
航行中瞬間最大風速 13.3m/s
支援艇:ヤマハ31S(はるかぜ)
支援チーム:一般社団法人 徳良湖ヨット倶楽部(セイラビリティ徳良湖)
写真と動画
